こんにちは、ボビーマジックです。
今回は11/4(金)に行ってきた鉄道旅の紹介記事です。
房総が誇る2大ローカル線の「いすみ鉄道」と「小湊鉄道」を乗り継いで、房総半島を横断してきました。
今回これを実行するのに役に立った切符がこちらの「房総横断乗車券」。
但し書きに「途中下車ができますが、逆方向へ戻ることはできません。」とはあるものの、
大原駅から五井駅までの通常運賃(いすみ鉄道730円/小湊鉄道1,440円=2,170円)よりも安いうえに、途中下車も出来てしまうまさに房総横断のための魔法の切符。
※小湊鉄道からいすみ鉄道への逆方向の切符も同じ値段で販売しています。
今回は途中下車をして駅そばのカフェ巡りを楽しむために、
「大原駅」から「五井駅」に向かって移動することにしてみました。
平日の動きではありますが、ぜひ参考にして頂ければうれしく思います。
では、いってみましょう!
~いすみ鉄道・大原駅
11/4(金)8:20頃のJR/いすみ鉄道の大原駅の様子です。
通学の高校生も多く利用していて、かなり賑やかな様子ですネ。
ボビーが向かった先は、JRの改札を出て右側にあるいすみ鉄道の乗り換え口。
先ほど紹介した切符を買って、8:29大原駅発の列車に乗りこみます。
8:29印刷の切符を買って、よくその時間の列車に乗れましたね。
と、もし気づいた方がいれば恐れ入りました。
実は1万円札しか持っていなくて、切符販売機で切符を買えずに悪戦苦闘していました・・・。
駅員さんを呼んで両替しギリギリ乗り込みましたが、危ないところでした。
ちなみに切符販売機はこちら。
(写真は大多喜駅のものです)
とはいえ無事に切符を買えたので、出発進行です!
車両前方には鉄道好きの方が陣取っていましたので、ボビーは逆側に陣取り後ろ側をひたすら撮ることにしてみました。
(うっすらボビーのiPhoneSEが見えていますね・・・。(^_^;))
いすみ鉄道・大原駅~大多喜駅
西大原駅~上総東駅
車両の様子はこちら。
無人駅から乗る場合には、まるで路線バスの様に整理券を取ってから乗る模様です。
1両編成でディーゼル車、そして整理券を取るスタイルとは、完全に線路を走る路線バス。
この時間帯は通勤で使っていそうなサラリーマン2名を除き、他は観光客が占めていました。
あっという間に西大原駅に到着。
田園風景の中、次の上総日東駅ではすれ違いのためにしばし停車します。
新田野駅~国吉駅(新田野ストレート)
皆さん、これが春には桜と菜の花のコラボで有名な「新田野ストレート」です!
いやいや、ボビーさんがうっすら映っていて、
全く目に入ってこないですヨ。
スミマセン・・・。(^_^;)
ここで(やっと?)ボビーは発見しました。
スマホを窓ガラスに密着させることで、光の反射を抑えられることを!!
これって、割と常識ですか?(発見したときはちょっぴり鼻タカさんでした♪)
新田野駅、国吉駅と通過していきます。
国吉駅~上総中川駅(空しか見えない踏切)
国吉駅と上総中川駅の間には、有名な撮影スポットが2か所もあるんですヨ!
まず最初にこちらの「空しか見えない踏切」。
列車内から撮ってもただの田んぼの中の踏切ですネ・・・。(^_^;)
ちなみにこちらは4月に撮影したこの踏切の様子です。
ボビーのiPhoneSEでもこんなにきれいな写真が撮れる、この景色の良さに感動ですネ♪
(撮影スポットがまとめてある記事はこちらから👇)
もう一つはこちらの土手。
春には菜の花が見事に咲いているそうですヨ!
上総中川駅~大多喜駅
上総中川駅を過ぎて・・・、
周辺には住宅街が広がる城見ヶ丘駅も通過します。
城見ヶ丘駅を過ぎたらすぐに、この列車の終点の大多喜駅に到着しました。
大原駅を出てから約30分。
次の大多喜駅から上総中野方面の列車の時間は約50分後。
大多喜駅の周辺を散策します。
大多喜駅周辺散策
いすみ鉄道の中心駅、大多喜駅の様子です。
ここから歩いて10分程で大多喜城に行くことが出来るので、大多喜城まで行ってみることにしてみました。
駅の横を通り抜けて、踏切の先にある大多喜高校を目指します。
個人的には、大多喜高校から見上げる大多喜城が一番好きなんです♪
「関係者以外立ち入り禁止」的な看板もあるのでイマイチおススメしにくいのですが・・・。
天守の裏までずっと通路がつながっているので、ここを通らないで欲しいというのも変な話。
大多喜城の唯一の遺構、「薬医門」もここ大多喜高校内に設置されています。
(大多喜城をじっくりと見学した記事はこちらから👇)
この日は大多喜城の写真だけを撮って、時間までは駅の前の観光案内所で過ごすことに。
9時台でも開いている施設はありますが、大多喜観光をメインにするなら、大原を9時以降に出発する列車がおススメです。
ちょっと早すぎました。(^_^;)
いすみ鉄道・大多喜駅~上総中野駅
大多喜駅~小谷松駅(三口橋とイチョウ祠)
11/4(金)9:58大多喜発上総中野行きの車内のようすです。
先ほどと比べて明らかに観光客が増えていますネ。
それを意識してか、車内にはちょっとした飾り付けが。
ここでも前方に番長が居座っているため、ボビーは車両後方からの撮影でした。
皆さま、進行方向右手に、間もなく大多喜城が見えてまいります♪
ここで初めて車内アナウンスがあり、急いで撮ったのがこちらの写真。
有名な「三口橋」の撮影ポイントを、車内から撮った形になります。
こちらは三口橋からすぐ先にある、「イチョウ祠」と呼ばれる撮影スポットです。
イチョウも段々と色づいてきましたね♪
(ちなみに、過去に車外から撮った写真はこちらです)
小松谷駅~西畑駅
大きなイチョウの木がこれから見ごろを迎えそうな小松谷駅を過ぎ、周りになにも無いように感じる東総元駅も通過します。
この辺りでは、基本的な景色は山と田んぼ、時々民家といった具合で、あまり大きな変化はありません。
久我原駅を越え、総元駅を越えて・・・。
駅の目の前に小学校や集落のある西畑駅へ。
終点、上総中野駅まではあとひと駅です!
いすみ鉄道から小湊鉄道へ(上総中野駅)
9:58に大多喜駅を出発して、20分ほど。10:19に上総中野駅に到着です。
竹を斜めに切った様なトイレが印象的ですネ♪
駅舎にも味がありますネ!
ここでなんと、2両編成の小湊鉄道に乗り換えます。
おぉ、長い!
隣の車両があることに感動を覚えます。
反対側のホームでは、10:33大原行のいすみ鉄道に乗り込む人の列が。
確かにいすみ鉄道沿線を楽しむのなら、五井駅からの房総横断がいいですよネ♪
小湊鉄道・上総中野駅~月崎駅
養老渓谷駅を通過、養老川の紅葉もそろそろ見ごろを迎えていますネ。
えっ?この時期の養老渓谷をスルーしたんですか!
と、ここで見る気を失ってしまったそこのあなた!
(たぶん)大丈夫です。ちゃんとクライマックスは用意してありますヨ♪
大イチョウで有名な上総大久保駅も通過して、途中下車をする月崎駅に向かいます。
(こちらは2021年11月の上総大久保駅の様子です。)
(詳しくはこちらから👇)
月崎駅(駅の見学&このいかふぇにてランチタイム)
月崎駅で降りたのは、ボビーひとりのみ。
大原駅からず~っと一緒の列車に乗ってきていた鉄道ファンの皆さん数名も、もちろんここで降りるもの好き人は誰一人としていません。
時間は10:45くらい。
「このえかふぇ」の開店の11:00までは少し時間があったので、駅を見学してから向かうことにしてみました。
去年のいちはらアートミックスの会場としても使われてた「森のラジオ」。
残念ながら芸術が分かる方ではありませんので、「見事なコケだな~」。くらいにしか感じませんが、なにかのついでに見学するくらいなら十分な施設に感じます。
11:00開店に間に合うように、「このえかふぇ」に向かいました。
極上の空間の古民家カフェの紹介は丸々この記事にて紹介しています♪👇
皆さん、お待たせいたしました。
今回のクライマックスはここからスタートです!
小湊鉄道・月崎駅~飯給(いたぶ)駅を徒歩で移動!
えっ?飯給まで歩いて行かれるんですか!
「このいかふぇ」の店員さんも驚くこの移動パターン!
これが今回の房総横断のクライマックスです。
食事を済ませたので、さっそくトンネル地帯に向かいます!
写真は永昌寺トンネルの入口です。
ほとんど「このいかふぇ」の隣に位置しているのですが、ここに入っていこうとする人はかなりの少数派。
ましてひとりで乗り込むボビーです。
頭の中ではDo As Infinityの「冒険者たち」が流れています。世代なので。
(一応、この曲ということで。)
明治31年竣工、142メートルの素掘りのトンネルですよ!
気分はまさに帰れマンデー♪
トンネルの中の照明が、一人行動の身には地味にありがたいです。
トンネルを抜けて振り返ると、このような感じになっていました。
メインの県道側より裏の方が近代的な不思議なトンネルですが、味があっていいですネ♪
トンネルを抜けるとすぐに、「浦白川のドンドン」の案内が貼ってありました。
往復で1キロか・・・。
今思えば、ここに行ったとしても時間に余裕はあったのですが、この時は全体的な時間配分が見えてはいなかったので泣く泣くスルー。
このわき道はヒルが出るらしいので、夏場は特に注意が必要ですヨ!
途中、道が竹やぶの中のような感じになったり・・・。
いきなり開けて急に線路が現れたりと、なかなかに飽きることのない道でした。
そうそう、車で通行は可能ですが、竹やぶを通過するときに細かい傷がつきそうな気がしますヨ。
そうこうしているうちに「柿木台第二トンネル」に到着です。
ここまではひたすら上り坂で、最初のトンネルからは徒歩で10分ほどの距離。
こちらのトンネルは15メートルほどでしょうか?
あっという間に通過して、トンネルをくぐると今度は一転して下り坂が始まります。
途中見つけた「房総ふれあいの道」の道しるべ。
どうやらここは「房総ふれあいの道」のうちの「湖水と山里のみち」の一部の様ですが・・・。
ここまで見ての通り誰とも触れ合えませんし、特に女性の一人歩きは全くおススメ出来ない雰囲気でした。
女性同士なら3人以上の集団で、あるいは成人男性を入れたグループでの散策をおススメします。
もちろん明るい時間帯で。
だって、不安を感じながら歩いたところで楽しくないですからネ♪
さらに7~8分歩くと「柿木台第一トンネル」が見えてきます。
見ての通り、一番「五角形!」を感じたのがこのトンネルです。
反対側から見るとこのような感じ。
ここで3つのトンネルを無事にくぐり抜け、目的地の飯給(いたぶ)駅を目指します。
途中にはこのような実がたくさん生っていました。
調べてみたら、「カラスウリ」っていうんですネ。
山の中は知らないことだらけ。でもそれがまた楽しい・・・。(^^)
飯給駅の前を走る県道にようやく出てきました。
写真を撮りながらのんびり歩いて約40分ほど。
ここから5分ほどの飯給駅の駅近カフェ「cafeうさぎや」で、コーヒーを飲みながら小湊鉄道の列車を眺めるのが、今回の旅の大きな目的のひとつ。
ここまで来ると、足取りも軽やかです♪
飯給(いたぶ)駅(駅の見学&cafeうさぎやでコーヒータイム)
まずは「cafeうさぎや」さんでコーヒータイム♪
目の前を小湊鉄道の車両が通過していくこの満足感!
鉄道好きにはもちろんおススメですが、、そうでない方でも、この距離で見る列車は興奮すると思いますヨ!
(詳しくはこちらから👇)
13:15飯給発の時間に合わせて駅に向かいます。
こちらはこの駅の名物「世界一大きなトイレ」(女子用)。
春には桜が咲き誇り、撮り鉄の皆さんも押し寄せるここ飯給駅。
その時期には「cafeうさぎや」のマスターもコーヒーを売り歩きに来るそうですので、見かけたらぜひ、美味しい本格焙煎コーヒーをお求めになってはいかがですか?
そしてあっという間にお迎えの列車がやってきました。ひとこと言っていいですか?
探検ごっこ気分でめっちゃ楽しいウオーキングでした!
もちろん飯給駅から歩いて攻めてからの、月崎駅そばの「このいかふぇ」での食事もおススメ!
(ボビーはたまたま上手くいきましたが、あらかじめ予約する方が無難かもしれません。)
小湊鉄道・飯給駅~上総牛久駅
里見駅~高滝駅
今更ですが、小湊鉄道の沿線案内です。
次の目的地は「上総牛久駅」。
ここの小さな駅カフェをどうしても覗いてみたくて、このような時間設定で動いていました。
里山トロッコでは10分以上の停車があるので、トイレ休憩と撮影タイムでお馴染みの「里見駅」を通過して・・・。
高滝ダムを抜け、高滝駅も過ぎていきます・・・。
上総久保駅~上総牛久駅
この区間のイチョウの色づきが見たかった!!
という方もいるかと思います。
期間限定でしかお役に立てませんが、11/4(金)の上総久保駅、上総鶴舞駅のイチョウの様子です!
上総久保駅のイチョウも見事ですね!
上総鶴舞駅のイチョウはこちら。
どちらも例年通り、11月の中旬が見ごろと思われます!!
飯給駅から約20分で上総牛久駅に到着です。
上総牛久駅(駅前散策&牛久にカフェを作りたいんだでコーヒータイム)
上総牛久駅に向かって右側の、元は売店だったという小さなスペースのカフェ「牛久にカフェを作りたいんだ」。
牛久の街をコーヒー片手に歩いて欲しいという想いです♪
とのことで、あえてイートインスペースは設けていないとのこと。
(詳しくはこちらから👇)
牛久の街を散策しながらのコーヒーもまた格別でした♪
期間限定で、昨年の秋に開催していた「いちはらアートミックス2020+」のイベント会場も開放していました。
(2021年秋のいちはらアートミックスの記事はこちらから👇)
~小湊鉄道・五井駅
上総牛久駅を後にして、いよいよ終点の五井駅を目指します。
(五井~上総牛久間は、1時間に1~2本くらいの本数がありますので、あまり列車の時間を気にせずに街歩きをすることが出来ました。)
沿線で唯一の大きな住宅街「光風台」を抜け、そして五井駅前のビルが見えてくると、いよいよ房総横断の鉄道旅も終了です。
最後に、五井駅西口にある「こみなと待合室」で余韻を楽しみます。
(詳しくはこちらから👇))
余韻を楽しんで頂けましたか?(^^)
房総横断の鉄道旅は、小湊鉄道からいすみ鉄道へ乗り継いでも同じように楽しめると思います。
(天気が良ければですが)ぜひ途中下車を楽しんで、そこに飯給駅と月崎駅の間のウオーキングを加えて頂ければとても嬉しく思います。
(本当に楽しかったですので、ぜひ♪)
2022.11.7 ボビーマジック
(千葉のローカル線の鉄道旅の記事はこちらから👇)
コメント