こんにちは、ボビーマジックです。
今回はJR東日本の一番東にある銚子駅から、さらに東に向かう銚子電鉄全10駅の紹介記事です。
濡れせんべいなどで有名な銚子電鉄ですが、その全長はわずか6.4キロ!
始発の銚子駅から終点の外川駅まで、全部乗ってもたったの20分ほどの電車旅なので、誰でも気楽に全駅訪問が出来るのも魅力の一つ。
全ての駅のホームや駅舎、周りの観光地などを隈(くま)無く訪ねてきましたヨ。
そして、あの有名なアイドル車掌さんにも会えました♪
鉄道好きな方はもちろん、銚子に興味のある方や最近ちょっとご無沙汰の方は、今の銚子をぜひ御覧ください!
銚子駅(その1)
2022年3月11(金)8:30過ぎの銚子駅の様子です。
ちょうど高校生の通学のピークが終わり、少し人が減ってきた時間帯です。
この駅は銚子電鉄の始発でもあり、JR総武本線の終点でもありますね。
今日はここから終点の外川駅まで一気に行って、少しずつ戻りながら全駅を周ってきました。
問題は電車の間隔ですが・・・。
結構歩きながらの戻りになりました。(笑)
すぐにスタートしたいとは思いましたが、駅で確認したところ次の電車は9:16までありません。(^_^;)
30分以上も待つことになってしまったので、
ここから徒歩数分で到着する、隣の仲ノ町駅までちょっと見学に行って、それからスタートすることに。
移動中に撮った、銚子駅のホームを渡る歩道橋からの一枚です。
ホームで可愛い車両が待っていますね♪
30分後に乗りに来ますので、待っててね〜!
銚子と言えば醤油の町。そして銚子の醤油と言えば「ヤマサ醤油」と「ヒゲタ醤油」。
銚子駅のホームからもからも見えるヤマサ醤油の工場は、本来ならば工場見学も楽しいスポットなのですが、
コロナ禍で、工場見学どころか売店までお休み中。(→2023年2月現在、売店と一部案内が再開しました!)
醤油ソフトクリームが食べられないのは、ちょっと残念です。(^_^;)
仲ノ町駅
ヤマサ醤油の工場からは、ほんの少し歩くと仲の町駅に到着します。
このオロナミンCの看板、久しぶりに見ましたヨ!
そして違和感が全く無い・・・。(^_^;)
ここは銚子電鉄の車両基地と本社所在地を兼ねている、銚子電鉄の中枢の駅になります。
駅のホームの様子です。
全く会社の中枢っていう感じがしないですね。(^_^;)
でもじつは、ホームの向かい側には車両工場があるんです♪
潰れそうなイメージが先行していましたので、(当たり前ですが)ちゃんとした鉄道会社なんだと実感できました♪
銚子電鉄自ら発信する、「潰れる~!助けて~!」系のネタが多すぎてつい・・・。(^_^;)
これはなんでしょう?台車なのでしょうか?
このすぐ奥で一生懸命作業されている方に声をかける訳にもいかず、それと距離が近すぎて作業の様子に関しては写真も遠慮してしまい・・・。
工場見学感が全くなくてスミマセン・・・。
こんな感じのがものがあちこちに転がっています。(^_^;)
駅舎の横には、とても慎ましい本社が隣接していました。
ちなみに、ヤマサ醤油の工場見学はこちらが最寄駅。
ただし、銚子駅からも徒歩10分ほどで到着します。
→銚子駅に戻って、電車の旅をスタートさせますネ!
銚子駅(その2)
ボビーは一日券を使用なので、JRの改札の窓口側を通ります。
JRの方に券を見せて、無事に通過。
銚子電鉄の券でJRの改札を通過するのは、ちょっとドキドキしました♪
銚子電鉄に乗るのは、じつは数年ぶりです。(^_^;)
階段を利用した絵のセンスがいいですね!
テンションがあがります♪
戻ってみると赤い電車はいなくなっていて、今日は1日この青い車両に乗ることになりました。
パンフレットによると「3000系」で、澪つくし号のブルーのイメージカラーとのこと。
澪つくし・・・。いつの朝ドラだったかな?
(→昭和60年でした)
車両内のようすです。
ワンマン運行用に、まるで路線バスのようにお金を入れるところがあるんですね!
と、そこに現れたのが、可愛らしい女性の車掌さん。
ネット界隈では有名な方みたいで、一枚お願いしたら快く敬礼してくれました。
ありがとうございます!
地元のおばさんと世間話をしている姿を見て、
地元からも愛されているんだな~と、感じました。
さあ、出発進行!
銚子駅~外川駅間
銚子駅~仲ノ町駅
運転席の近くが空いていたので、そちらに移動して前方の様子を撮ることにしました。
感染症対策で、運転席の周りには進入禁止の枠が設けてありました。
先ほど歩いて行った、仲ノ町駅が近づいてきましたネ♪
仲ノ町駅に到着です。
(ちなみに所要時間は、各駅2分ほどです)
仲ノ町駅~観音駅
このあたりは進行方向の右手は緑の壁、左側は住宅地。
あっという間に観音駅に到着します。
観音駅~本銚子駅
この辺になると、両サイドが緑に覆われます。(^_^;)
この辺りはあじさいの季節がキレイだった気もします・・・ヨ。
本銚子駅~笠上黒生駅
本銚子駅を過ぎると、左右の景色が開けてきて、キャベツ畑が目立ってきます。
こちらは有人の駅らしく、駅員さんがお見送り。
始発の銚子駅すら有人駅というには微妙で、ここと仲ノ町駅、犬吠駅以外は無人駅のようでした。
笠上黒生駅~西海鹿島駅
この辺りになってくると、外の景色は完全にキャベツ畑が主役です。
西海鹿島駅に到着です。
銚子電鉄10駅の中でも、一番小さな駅のひとつでした。
西海鹿島駅~海鹿島駅
相変わらず外の景色はキャベツ畑です。
と、ここで嬉しい出来事が。
キャベツ畑のお母さんたちが、電車に向かって手を
振ってくれています♪なにげに嬉しい出来事でした。
海鹿島駅~君ヶ浜駅
ず~っとキャベツ畑に住宅が点在する景色が続きます。
意外なことに、ここで銚子電鉄の車窓からは海は見えない事が判明しました。
(この辺が海に一番近いところを走ります。ちょっと残念・・・。)
君ヶ浜駅~犬吠駅
沿線きっての観光地、犬吠駅に到着です。
ここで20人ほどいた乗客の、約半数が降りていきました。
次は終点、外川駅。ここまであっという間です♪
犬吠駅~外川駅
犬吠駅から出ると、また周囲に建物が増えてきました。
学校らしきところではカンザクラも咲いています。
外川駅が見えてきました!
ここまで約20分の電車旅。
外川駅を降りたら、いよいよ折り返して本格的に散策します!
外川駅
銚子電鉄外川駅です。
この風情のある駅舎は、ファンも多いですよね!
駅舎の中も、時刻表にまで、本当に味があります。
少し迷ったのですが、ここで銚子方面に10分ほどで折り返しますので、もう一回犬吠まで乗ることに。
(外川と犬吠は11月に散策しているので、ぜひご覧になってくださいネ♪👆)
「ありがとうとかわ」駅なんですね♪
こちらこそありがとうございます!
またお邪魔します♪
そしてなんと、外川で降りたうちの半分近くがまたボビーと同じように乗車してきました。(^_^;)
(多分ですが)一日券ならではの使い方ですネ。
犬吠駅まで1駅だけ戻ります。
犬吠駅→君ヶ浜駅
犬吠駅で電車を降りて、駅の外に向かいます。
ここは平成2年にポルトガル風に建て替えたそうで、オシャレな駅になっていました。
わりと大きめの売店もあって、銚子電鉄では一番賑やかな駅だと感じます。
到着したのがまだ10時前だったので、残念ながら外のたい焼き屋さんも開いていませんでした。
この駅からの一番の観光地、犬吠埼灯台までの目安はこんな感じ。
ただし、ボビーは次の駅の君ヶ浜駅を目指して歩きます。
電車が1時間に1本程度なので、歩きも加えて全駅を
制覇する作戦に切り替えました。
木・金・土曜日の12:30~15:00しか開いていない、貴重?なたい焼きを逃しました・・・。
寺院側に踏切を渡り、君ヶ浜駅を目指します。
君ヶ浜駅→海鹿島駅
君ヶ浜駅に到着しました。
建物はホーム以外はこの柱と、ワイルドな待合所のみ。
ちょうど、駅の塗装を塗り終わったばかりだったみたいですネ。
駅のホームの様子です。
ここで1時間電車を待つのは厳しいので、ちょっと食事に行くことに。
君ヶ浜には歩いてもすぐですので、そちらに行ってご飯を食べることに。
10:30から開いている、君ヶ浜ベイテラスというお店に向かいました。
詳細はこちらから♪
むしろ犬吠駅寄りに戻ってしまい、少し作戦ミスだな~と感じながらも、空腹には勝てず。(^_^;)
ここでエネルギーを補充して、海鹿島駅を目指します。
途中にあった案内看板と・・・。
海沿いの景色です♪
真横はず~~っと海♪
波音を聞きながらの散歩、気分は爽快でしたヨ!
小川芋銭の句碑
歩いていたら「小川芋銭の句碑」とう案内を見つけ、近くの岩場に句碑がありました。
「大海を 飛びいつる如と 初日の出」
ほう。
こうなったら、全部見てからいこうかな♪
歩いての移動なので、車で何度も通っているはずなのに、全然気が付かなかった発見が!
そして小回りも効きますネ♪
疲れますが。(^_^;)
反対方向の尾崎咢堂は諦めましたが、代わりに国木田独歩の句碑がありました♪
竹久夢二の句碑
小川芋銭の句碑から歩いてすぐ、住宅地の中に竹久夢二の句碑がありました。
「待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬそうな」
ほう。
数多くの女性と浮名を流したイメージが・・・。(^_^;)
国木田独歩句碑
国木田独歩の句碑は、少し細い路地を入った奥にありました。
ここで大丈夫?って感じの道でした。(^_^;)
「なつかしき わが故郷は何処ぞや 彼処にわれは 山林の児なりき」
ん?どういう意味かな?
なるほど、地元銚子の方なんですね♪
海鹿島駅→西海鹿島駅
国木田独歩の句碑からほど近くに、海鹿島駅がありました。
駅の構内には、たくさんの(謎の)キャラクターが!
ここから海水浴場は徒歩12分。
最初に句碑を見つけてしまった、小川芋銭の句碑辺りが海水浴場です。
ここは関東最東端の駅なんですね!
ここでも発車まで余裕があるので、隣の西海鹿島駅へ向かうことに。
駅のそばにはこんな案内看板が。
尾崎咢堂も行っておけばよかったかな~などと思いながら、次の駅「西海鹿島駅」を目指します。
途中、金曜と土曜しか営業していないパン屋さんを発見。
少し悩みましたが、次の電車を逃すとかなり待つことになるので、ここはスルー。
無事に電車の来る前に、西海鹿島駅に到着です♪
西海鹿島駅→髪毛黒生駅
駅の名前よりも、会社名の方が圧倒的に目立っていますネ♪
駅のホームに小さな待合室があり、そこで電車を待つことに。
待合室は小さな小屋なのですが、自販機に加えてなんとモニターまで!
(君ヶ浜駅など一部を除いて、ほぼすべての駅にモニターを設置してありました。銚子電鉄のこだわりを感じます。)
周辺には何も無いのですが、あえて行くならここでしょうか?
ツリーハウスには興味あります!
(10月に行ってきました!↓)
(音がしたので)電車がきたな~と思ったら、隣の海鹿島駅でまだ停車していました。
この距離なら、もし線路を走ることが許されたらですが、1分もかからないかもしれませんネ。
もちろん、1分かからないのは若い人限定ですが。(^_^;)
電車の旅をしていたはずなのに、久しぶりに電車に乗りました。(^_^;)
写真の若い車掌さんが、踏切のところで小さな子に手を振り返していたのが印象的でした♪
こういうところがローカル線の魅力ですネ。
あっという間に髪毛黒生駅に到着しました。
ここは銚子電鉄唯一の対面式ホームで、なんと反対側のホームにも待合室が!
そういえば、ほとんどの駅に電飾が施されていましたので、夜の銚子電鉄はけっこうロマンチックかもしれないですヨ!
髪毛黒生駅→本銚子駅
まあ、こう読みたくなりますよネ。
外川駅には風情で劣りますが、十分味がある駅舎です。
ここの駅のビックリしたことは・・・。
車も入れないような砂利の路地の奥に、駅があること。(^_^;)
ここも特に何も無し。銚子ポートタワーの最寄駅ですが徒歩25分です。
再び本銚子駅に向けて歩きます。
本銚子駅に近づいてくるとキャベツ畑が姿を消して、線路が木々に埋もれていました。
歩いて初めて分かりましたが、本銚子駅周辺は、線路が周りより低いところを走っていたんですね!
(駅の近くの陸橋より)
本銚子駅はこんな駅なんですネ。
駅舎の方へ降りてみます♪
本銚子駅→観音駅
「もとちょうし」駅なんですね!「ほんちょうし」かと思っていました。(^_^;)
ここは2017年の24時間テレビで、八王子リフォームで有名なタレントのヒロミさんが、わずか2日でボロボロだった駅舎をここまでの姿に変えたそうですヨ!
駅舎の中はステンドグラス風の、なんだか懐かしい感じがする空間でした。
さすがのセンスを感じます。
銚子漁港方面には約15分ほど。
あの辺りは海鮮料理のお店も建ち並んでいますけど、ここから歩いて行く人はレアかもしれませんネ。(^_^;)
観音駅の前に、銚子観音と今川焼きのお店に寄り道してみました。
スナック街や旧商店街を抜けていくと・・・。
こんな素敵な風景に出会えますヨ!
今川焼き「さのや」
五重塔の下にお店を構える、銚子隠れ有名店「さのや」です。
お店の前で、あんこたっぷりの今川焼きを頂きながら一休み♪
160円と、今川焼きにしては少し強気な値段も納得の、たっぷりのあんこが入っています。
カズレーザーじゃなくて・・・、安藤なつさんだ!
食べるのが似合う人ですネ♪
夏場はあんソフトも良さそうです。
銚子観音(飯沼山円福寺)
せっかくなので、境内を見学してから駅に向かいます。
なんとこの五重塔、平成21年の完成とのこと。
意外に新しいんですね!それも良い発見でした♪
でもこの風景、本当に良い味出してます。
こちらは五重塔とは対照的に、1711年(正徳元年)に造立されたとのこと。
五重塔とは違って由緒ある大仏様なのですね!
参道を抜けて、ここから歩いて数分の観音駅を目指します。
途中、こんな案内看板や、大きな寺院を横目にしながら・・・。
観音駅に到着です。
仲ノ町駅には朝一番で行っているので、ここから銚子駅まで行って終了♪
一応、ここで全駅完了♪
最後に銚子駅周辺を周ります。
観音駅→銚子駅
パステルカラーのメルヘンチックな駅舎ですね!
でも、一番気に入ったのはこれ。
銚子の醤油メーカー2社が、仲良く並んでいます♪
今日4回目の青い車両。
無事に銚子駅に戻ってきました♪
行くときには、全く気が付かなかったモニュメント2つ。
ここで銚子電鉄とは別れて、銚子駅の周辺を少しだけ周ってきました。
銚子駅周辺
銚子駅正面の大きな通りをまっすぐ進むと、7〜8分ほどでこちらに到着します。
道の駅っぽい施設ですが、ここでヤマサ醤油の売店で食べられなかったアレが売っているらしいので、帰りに寄る事にしたんです♪
久しぶりにしょうゆソフトを食べました♪
このしょう油感がたまらないです!
銚子セレクト市場を出て更に徒歩3分ほどで、こんな素敵な風景がお出迎え♪
最後は、銚子漁港と銚子大橋の間にある「河岸公園」で、この日の散策は終了です!
ここも景色が良くていいところですよ!
銚子電鉄1日旅、やり方は色々あると思いますが、1日券(700円)で自由に動き回るのがやっぱりオススメです♪
銚子電鉄全駅まとめ
銚子駅
銚子で電車旅をする起点。
駅周辺は栄えているので飲食店も多く、駐車場も1日500円程度なので、銚子電鉄を利用する場合はここに車を駐めるのもオススメ。
仲ノ町駅
銚子電鉄の車両基地の見学、ヤマサ醤油の工場見学(2023年7月から再開しました)はこちら。
観音駅
銚子観音はこちらから。漁港周辺の飲食店へのアクセスも良好。
本銚子駅〜西海鹿島駅
基本的に住宅街や畑が広がっていて、駅徒歩圏に目立った観光資源はなし。
海鹿島駅
詩人の句碑めぐりが意外に面白い。ここを起点に君ヶ浜方面に海沿いの散策も心地よく、オススメ。
君ヶ浜駅
君ヶ浜への最寄り駅。ここから君ヶ浜を経て犬吠崎方面に行くのもアリ。
犬吠駅
沿線で一番の観光地、犬吠埼の最寄り駅。駅の売店も一番充実している。
外川駅
江戸時代から続く外川の町並みを散策するのが面白い。飲食店も充実。
最後に、倒産寸前だった銚子電鉄を救ったことでも有名な、ぬれ煎餅の紹介をさせてください。
海の駅九十九里でよく出張販売をしているので、ボビーはそこで応援の意味も込めて何度も買わせて頂いています。
ボビーは、(割と近くの)「海の駅九十九里」で時々買っています!
(楽天の方は、送料がかからない中では最安値の方だと思います。)
2022.3.12 ボビーマジック
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