こんにちは、ボビーマジックです。
今回は、佐倉市にある千葉県で唯一日本百名城に選ばれた、佐倉城の紹介記事です。
佐倉藩は、千葉県では一番大きな石高を誇る藩(11万石)だった為、居城の佐倉城もかなり大きな規模です。
でも石垣のない土塁の城なので地味なのこと、城の建物が無いこと、さらには歴史民俗資料館(歴博)がやたらと目立つので、城の存在感はかなり薄い感じですが・・・。
一周すると、面白い発見の連続でしたよ!
そこから武家屋敷の訪問も合わせて、ぜひ御覧くださいネ♪
佐倉城

まず、佐倉城一周のコースはこちらの写真から。
馬出し空堀→右上の出丸2つ→本丸→二の丸→この写真の現在地→姥が池〜菖蒲園→歴博横
と散策してみました。
佐倉藩時代の遺構と、旧陸軍駐屯地時代の遺構が混在しているという、不思議な記事になりましたがどうぞお付き合いください♪
馬出し周辺

2022年3月まで、歴博の前の第一駐車場が工事中のため、元テニスコートの第二駐車場に車を駐めてスタートです。
二の丸前の馬出しの空堀越しに歴博の建物を撮ってみましたが、まるであちらが本丸のようですね!
実際の本丸はこの真後ろになり、歴博のある辺りはかつて、上級武士の武家屋敷が立ち並んいたそうですヨ。

馬出しから場内へ通じる門は、この様に写真が残されています。
明治に撮られた写真なので、少し荒れた状態にはなっていますが、木造復元するには十分な資料だと思います。
佐倉市長様、復元はいかがでしょうか?(^^)
この門から奥が二の丸にあたるのですが・・・。
その前に、近くにこのようなものが。

石で作られた仕切りがずっと奥まで続いていて、かなりの規模のトイレだった事が分かります。
ですが、ボビーはどちらかというと、

トイレ、しかも数十年前のトイレ跡を保存して
なにがいいんだろう?
と、思う派です。次に行きましょう!
へび坂から薬医門方面へ




へび坂を下り、出丸を見学してから本丸を目指すことにして、さっそく坂道を下ります。
残念ながら、城内で通行禁止のところがあったので、薬医門から一旦堀の外に出る羽目になってしまいました。


看板に面白いことが書いてありますので、看板もアップしますネ!


そんなに由緒ある門だったとは・・・。
ですが、



そんなに古い門には見えない・・・。
多分、お寺で門を新築しちゃってますネ。
城外から出丸へ


すっかり、城の外にでてしまいました。(^_^;)
(城内の通路が)通行禁止では仕方ないので、堀に沿って進みます。




今は何も建っていないので、単なる土手のようですが、往時は櫓や、もしかしたら塀も備えてあって、攻め寄せた軍勢と対峙できるだけの拠点だったのだと思います。
出丸を超えると城内の入口があり、右手にはさらに土手が続いています。




ひよどり坂も気になりますが、一旦城内に戻りますネ♪(ひよどり坂は後ほど♪)




再び城内に入り、出丸を横目に本丸方面への坂道を登ります。
夏場だったら、大汗をかいていることでしょう。



冬は城攻めのベストシーズンです♪
などと考えているうちに、いよいよ本丸です!(^^)
本丸


1/28の佐倉城本丸の様子です。
ちなみに去年の3/9に訪れた時の写真がこちら。







カンザクラがきれいに咲いていました。
ソメイヨシノのシーズンと合わせてオススメ!
2月中旬からは梅、3月に入るとカンザクラ~ソメイヨシノと桜の季節になって、普通に散歩で来ても楽しいですよ!


天守跡の碑が、本丸を囲む土手の一角に建っています。
この石碑の脇に、興味深い案内がありました。





本丸には大きな御殿があって、さらに土手の上は
櫓や塀でしっかりと囲まれていた様です!




本丸には三層櫓とこの銅櫓あったようで、こちらもばっちり写真に収められています。
佐倉市長~!




本丸を守る門を一の門と呼んでいたようですね。



要所ごとにある案内看板をたどっていくだけでも、本当に面白い!
二の丸に向かいます。
二の門周辺


本当に立派な城郭だったんですね!
こちらにも御殿が建っていて、本丸御殿が老朽化してからは、二の丸御殿に歴代藩主がお住まいになっていたとのことでした。


二の丸の片隅に「佐倉城の礎石」という案内坂が建っていました。
旧陸軍が駐屯地とした際に、建物の礎石に佐倉城の礎石を流用したとのこと。
今ではネコちゃんが、水飲み場として有効活用していますネ。
ハリス像・堀田正睦公像




日米修好通商条約の、あのハリスさんですか!
日米修好通商条約。歴史の教科書以外ではほとんど聞かない言葉ですね・・・。(^_^;)
ここで、そのハリスさんに出会うとは・・・。




こちらは、堀田正睦公とあります。
ハリスは呼び捨てで、殿様にはちゃんと「公」を付ける。
こういうの嫌いじゃないです♪
堀田正睦公(ほったまさよし、1810〜1864)は、幕末の黒船来航時の幕府老中で、当時のアメリカ総領事館のタウンゼント・ハリスと日米修好通商条約を結ぶ際、開国派の中心人物として、条約の締結実現の大きな原動力の一人となった人物です。
不平等条約だったとはいえ、開国に向けて実際に舵を切った人の一人ですネ!




2つの銅像の周辺の空堀が、馬出しの空堀と並んで最も整備された空堀でしたので、ここで1枚♪



本丸と二の丸の間の空堀が、今でも最も深くて規模も大きいのですが、
樹木が生い茂っていてまるで森林のようになっていました。(^_^;)
佐倉市長〜!(整備求む!)


三の門跡を抜け、自由広場方面に向かいます。
自由広場周辺


自由広場の隅の方にちょっとした事務所があり、そこで百名城のスタンプが押せるようになっています。
御城印は・・・?



京成佐倉駅前の観光案内所など、城外でしか販売がない模様です。(^_^;)
佐倉市長〜!(改善求む!)




(買ってきました。)素敵な御城印ですね!
ちなみに1/28の時点では、自由広場の梅は全く咲いていませんでした。(^_^;)
今年は寒い日が続くので、例年より開花が遅いようですヨ。
自由広場の北側の階段を降りて、姥が池というところに向かいます。
姥が池〜菖蒲園


悲しい言い伝えのある池のようですね。
ふと見ると、この近くに妙な階段が・・・。




12段の階段が寂しそうに、ぽつんとたたずんでいます。
「旧陸軍の高所落下訓練として使用されていた・・・。」
と、説明書きが。
ですが、この階段の高さはなんと、約2.5メートル!
ここから落ちたら、普通に怪我どころか、下手したら骨折しますよ。



こんなことやってるから戦争に負けるんだよ〜。
と思ったのは、ボビーだけではないと思います。(^_^;)




この周りは菖蒲園として整備されています。
5〜6月には、こちらの散歩も良さそうですね!
一旦、城外に出ます。
お堀端〜歴博


佐倉城の外周から、今度は歴博側の入口を目指します。
お堀のある風景も、いいですね♪




通常、車で来る方はこちらの歴博側から入るのが多いと思います。
途中、駐屯地時代の衛兵の詰所跡を眺めつつ・・・。


無事、歴博に到着です♪
周り方にもよりますが、ぐるっと一周しても1時間くらいでしょうか?
ちなみに、歴博も元気に営業中でしたヨ!
歴博HPはこちらから→https://www.rekihaku.ac.jp/index.html
もう一箇所、武家屋敷に興味のある方はお付き合いくださいネ!
佐倉武家屋敷
ひよどり坂





先ほどは坂の下の入口の写真だったので、
今度は坂の上の入口をどうぞ♪


坂のちょうど中間にベンチの用意もありますので、この雰囲気をじっくり味わうことも出来るようになっています。



ここの凛とした空気感はたまらないっす!




ボビーの写真の腕前ではここまでですが、実際の雰囲気は相当いいですヨ!
ひよどり坂から武家屋敷は、ほんの徒歩1分くらいです!
侍の杜




昨年3月に来た時は工事の真っ最中だったお庭が、無事に完成していました!




剣を鍛えていた木(再現)や、井戸などがありますが、見学は一瞬で終わる感じです。
無料ですので、特に不満はありませんが・・・。
旧河原家住宅


武家屋敷の受付はこちらになります。
入場料は一般210円、学生は100円。旧堀田邸(320円)、佐倉順天堂記念館(100円)も見学出来る三館共通券(
540円)もオススメ! ※土日祝は小中学生は入場無料です。
(ここから、去年の3/9の訪問時の様子になります。)


広い縁側が素敵ですね!




佐倉城、あるいは佐倉藩についての資料や、当時の暮らしの道具などが展示してありました。
旧但馬家住宅






武家屋敷はこうでないと!
いかにも!という雰囲気が、甲冑があるだけで一気に高まりますネ!


武家屋敷は3軒並んで建っていますが、見学時間はそれぞれ3〜5分ほど。
じっくり見学しても、30分くらいで見学出来ますヨ!
清潔なトイレも完備している駐車場は、約10台ほどが駐められます。
三館共通券をお持ちの場合は、車移動が必須ですヨ♪




2022.1.30 ボビーマジック
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