こんにちは、ボビーマジックです。
今回は11/24(木)に行ってきた、JR久留里線全線の乗車記です。

嬉しいことに、9年ぶりの「紅葉ハイキング」が開催中で、久留里駅より下り方面の本数が上下7本も増えていて、「昼の時間帯は4時間以上列車無し」のいつもの上総亀山駅とは違う状況でした。
もちろん終点の上総亀山駅で降りて、亀山ダムの周辺散策もしてきましたよ!
実際には久留里駅近くに車を駐車して、一旦は木更津駅に向かい、それから一気に終点の上総亀山駅を目指しました。
時系列の行動だと少し分かりにくい動きをしたので、木更津駅から下っていく様子を中心に紹介しています。
いつ廃線になってもおかしくない久留里線ですが、このようなイベントをJRが行ったことで、少しだけ明るい未来が見えてきた様な気もしますネ。
秋の久留里線の紅葉の様子と一緒に、ぜひ久留里線の旅を楽しんでください!
久留里線(木更津駅~上総亀山駅)
木更津駅

11/24(木)11:00頃の内房の中心駅、木更津駅東口の様子です。
證誠寺のたぬきのモニュメントなんてあるんですね!
しょ、しょ、證誠寺~♪はここから徒歩8分の位置にあるそうですが、今日はここ木更津駅を起点に、亀山湖のほとり上総亀山駅までを結ぶ、JR久留里線の旅へと向かいます。

木更津駅の路線表です。
写真の真ん中やや下の緑のラインが久留里線。
今日はここの終点を目指します。
そしてこの久留里線、なんとJRのくせにSuicaが使えないという、恐ろしい秘境路線でもあるのです・・・。(^_^;)
(他の路線からSuica利用で乗り換えた場合には、乗務員または駅員さんが対応してくれますので安心してください♪)


ボビーは切符を握りしめ、いざ上総亀山へ!レッツゴーっす♪
(乗車前に軽く食事をした木更津駅西口の老舗カフェ「木旺舎」の記事はこちらから👇)
木更津駅~祇園駅

沿線の駅はご覧の通り。
久留里駅と終点の上総亀山駅以外、目ぼしい観光名所は無さそうなので、今回の旅ではスルー。
車両の一番後ろに陣取って、列車の後ろに去ってゆく景色を眺めながら、終点の上総亀山駅までご案内していこうと思います。


左の写真は、まるで路線バスの様な料金表を兼ねた案内板。
11:12木更津発上総亀山行き、いよいよ発車です!


すぐに祇園駅へ到着です。
祇園駅周辺は、木更津駅周辺から続く市街地の続きですが、この辺りまで来ると閑静な住宅地となっています。
(駅を出てから、割と早い段階でヤツの姿が見えているのですが、それはもう少し後のお楽しみで♪)
祇園駅~横田駅

祇園駅を出て直線をしばらく進むと、ヤツ富士山が正面に見えてきました!
後ろに陣取った理由はほとんどこれ。
この日は雨上がりということもあり、見事な富士山を眺めることが出来ました。


上総清川駅に到着です。
ここに至っては、ホームから富士山が見えていますね!

拡大すると、こんな感じ。
実際に目で見ていると、このくらいの存在感を感じるんですヨ!
内房から見る富士山も意外に大きく見えますし、宝永火口がこちら向きなので、なにより形がいいですよね!


東清川駅に到着です。
この辺りでも、富士山を見ながらの旅は続きます。
横田駅~久留里駅

横田駅では、上りの列車とのすれ違いがありました!
よかったら、ポチッとして動画をお楽しみください♪
久留里線は単線なので、どこかの駅ですれ違うしかないのですが、ここ横田駅と久留里駅ですれ違えるように線路を設定していました。
だからなんだっていうんだって話ですが。


横田駅を出て、東横田駅に向かいます。




東横田駅に到着です。
残念ながら、富士山が見えるのはこの辺まで。
後ろに陣取る意味がほとんど無くなりましたが、このまま後ろからの景色をお楽しみください♪




馬来田(まくた)駅に到着です。
ここは比較的大きな集落に隣接している駅で、何人かがここで降りていきました。
道の駅「木更津うまくたの里」の由来がここの馬来田だとは、久留里線に興味がなかったので初めて知りました!


久留里線は、おおよそ木更津~東横田間が東西に、東横田~上総亀山間は南北に走っています。
そして、下郡駅、小櫃駅、俵田駅の間の景色はおおおそこのような風景。
列車の東側は田園風景の向こうに君津市の山間部が。


列車の西側には並行して走る国道410号の旧道と、その向こうの市原市の山間部。
もちろん多少の変化はありますが、ここは久留里までスルーしますネ♪


久留里駅に到着しました♪
(久留里駅周辺散策は、最後に紹介させていただきますネ♪)
久留里駅~上総亀山駅




久留里駅までは沿線に建物もそれなりにありますので、秘境のローカル線的な要素はあまりないのですが・・・。
ここから先、上総亀山駅に近づけば近づくほど、山あいを走るローカル線的な要素が強くなります。
(普段は日中、数時間に渡って列車が無いのも仕方がないくらいの風景でした)


山、そしてススキの生い茂る原っぱ・・・。
時折り川を渡る。この繰り返しが続きます。




最後にいくつかのトンネルをくぐり、いよいよ終点上総亀山駅が近づいてきました。


今更ですが、列車内の様子です。
木更津駅を出た時は、席がほとんど埋まっているくらいの乗客も、終点では10人ほどに。
この辺りになると、皆さん今か今かと終点の上総亀山駅が気になる様子でほとんどの方が外を眺めていました。




終点、上総亀山駅には12:19の到着です。
1時間とちょっとの鉄道旅ですが、富士山や周辺の田園風景を眺めていたらあっという間!




12:34の上り列車ですぐに折り返す人、散策に出かける人がちょうど半々くらいに感じました。
ボビーは13:28の列車で折り返すことにして、駅から徒歩数分の位置にある亀山湖を目指します・・・。
上総亀山駅周辺散策(亀山ダムはこちら!)
上総亀山駅周辺(線路の終わり)




こちらは上総亀山駅の駅舎と、帰りに発券した機械の様子。
バリバリの無人駅なので、このような設備が付いているんですね~。


そしてこれが駅の先、約50メートルくらいのところにある「線路の終わり」。


反対側側から見るとこのような感じです。
駅周辺にはほとんどなにも無いこともあって、このような写真を撮ってみたのですが・・・。
撮っておいて良かったと、今は自画自賛しています。(^^)
亀山ダム周辺散散策(観光案内所「亀山やすらぎ館」)


駅から亀山湖に向かう途中、JRが9年ぶりに行っているという「紅葉ハイキング」のルートを示す案内も出ていました。


駅を出て最初の信号機のある交差点のところにあった、周辺の案内図です。
これでもじゅうぶんに有難いですが、欲を言えばそれぞれの色ごとの時間の目安が書いてあると、もっと活用できますよね!


ここではまっすぐ観光案内所「亀山やすらぎ館」に向かいました。
平日にも関わらず、建物沿いの駐車場は満車になるほどの大盛況!(他に駐車場あり)




観光船やレンタサイクルなど、1日楽しむことの十分に可能な場所だと感じました。
特に自転車は「アリ」ですよね!


やすらぎ館から見た「亀山ダム」の様子。
少し調べてみたところ、堤高34.5メートル、堤頂長156メートルの千葉県では最大級のダムとのことです。


ダムの中央から真下を見下ろすと、それなりに恐怖を感じました。(^_^;)
亀山ダム周辺散散策(亀山湖畔公園)




まだ列車の時間までは余裕があったので、「亀山やすらぎ館」の道路を挟んで反対側、亀山湖側に位置する「亀山湖畔公園」にも寄ってみました。


この日は天気にも恵まれ、多くの人がベンチなどでくつろいで、思い思いの過ごし方を楽しんでいました。
風も穏やかで、湖畔を渡る風も心地よい絶好の行楽日和。
天気に恵まれた日には、ここを目的地としたドライブ旅なんかもいいかもしれませんね♪


約1時間の滞在時間でしたが、列車を降りてまっすぐハイキングコースの方に歩いて行かれた方もいましたし、この増発によって、久留里線利用でもいろいろな楽しみ方が出来るようになっていました♪
この周辺に車を駐めて、列車の時間を気にせずに楽しむのも、もちろん「アリ」ですね!
列車の時間が迫ってきたので、上総亀山駅に戻ります。
久留里駅周辺散策(名水の里はこちら!)
久留里駅周辺(名水&酒ミュージアム)




13:28上総亀山駅発の列車に乗って、13:52に久留里駅に到着です。
ここでは5分以上停車するとの事で、列車が停まっている前を横切って改札に向かうという、なかなかない体験をすることが出来ました。


こちらが久留里駅の様子です。
(朝9時過ぎの列車で木更津に向かっているので、これはその時の写真です。)


駅のそばには、平成の名水百選にも選ばれた美味しい水がこんこんと湧き出している水くみ広場がありまして、地元の方々が次々と水を汲みに訪れていました。
(写真を撮り忘れました。これは3月に訪れた時の写真です)


その水くみ広場にある観光案内所が、10/1より「生きた水久留里・酒ミュージアム」としてリニュアルオープンしていました。




中の様子はこのような感じです。


有料ですが試飲も出来るので、ここに関しては完全に久留里線利用がおススメですネ!



ボビーは下戸なので、パンフレットを頂いて帰りました。
引き続き観光案内所の機能も兼ねていますので、周辺の案内パンフレットも充実しています。
喜楽飯店


ところで、久留里駅を背にして右斜め前くらいに、水曜日以外にはこのようなのぼりを目にすることが出来るんです。
ここがかつてキタナシュランでも紹介された、久留里の名物町中華「喜楽飯店」の前の通路の入口です。
(実は列車を降りて、真っすぐここに向かいました)




THE・昭和レトロな通路を進むと、時が止まったかのような懐かしい雰囲気のお店がここに!




こちらが昭和51年からこの地で地元の方に愛され続けている、久留里名物「喜楽飯店」の店内です。
14:00までの営業なので、ダメもとで聞いてみたところ・・・。



14:00前に入ってくれれば大丈夫ですヨ♪
との嬉しい言葉♪無事に絶品チャーハンを頂くことが出来ました!
(喜楽飯店の詳細はこちらから👇)
コトノ珈琲


喜楽飯店でお腹を満たした後は、ボビーもう一つの久留里のおススメ「コトノ珈琲」で、デザートタイムです♪




こちらは入ってすぐの土間の部分の様子。


喜楽飯店とは真逆な感じの、お洒落レトロを楽しむことが出来るんですヨ!




コーヒーもスイーツもレベルの高い「コトノ珈琲」。
久留里に来るきかいがあれば、ぜひ寄ってみてくださいネ♪
(コトノ珈琲の詳細はこちらから👇)
久留里線周遊まとめ


写真は久留里駅にあった「奥房総」と書いてあるのぼりです。
生まれて初めて「奥房総」という言葉を聞きましたが、この日はあちこちでこれを目にすることに。
千葉県民なら普段から耳にする「内房」「外房」「南房総」。
これらに続いての、第4の房総「奥房総」。
外房在住のボビーとしては、「いやいや、ここは完全に内房の山の中だろ」とは思いますが、この言葉が定着してこの地域が活性してくれるのならば、とても嬉しく思います。




例えば代表的な観光地には(今回は寄りませんでしたが)、久留里駅から徒歩15分ほどのところには「久留里城」が、
上総亀山駅から車で20分ほど下ると、ハートの形の光で有名な「亀岩の洞窟」があったりします♪
(周辺の観光名所はこちらから👇)
列車で、自家用車で、もちろんバイクのツーリングでも、「名水の里、久留里」を中心とした「奥房総」の風を感じに、ぜひお出かけしてみませんか?
2022.11.26 ボビーマジック
(房総の鉄道旅はこちらから👇)
コメント
コメント一覧 (4件)
馬来田は まくた と読みます。
間違いのご指摘ありがとうございます。
「うまくた」の里に完全に引っ張れてしまい、思い込みが発生していたようです。
記事の訂正をさせていただきますとともに、ご指摘が無ければ訂正が出来ないままだったと思うと、
非常に有難い思いでいます。
改めて、ありがとうございました。
今日は、外房線の旅行に来てます。
企画乗車券(休日おでかけパス)の範囲である茂原で下車し、公園を散策しております。
手段は鉄道ですが、房総を暴走する旅行は、どの季節でも素晴らしい旅と考えられます。
久留里線は乗った事ないですが、本数と逗子までの帰りの時間の都合により、また時間に余裕のある日に行こうかと思ってます。
Yoichiro-Hondaさん、コメントありがとうございます。
電車で茂原まで来られているんですね!
昨日は気候も穏やかで、、散策日和でしたよね♪
行く前は面倒に感じることもありますが・・・。
電車の旅も、房総を暴走(車でドライブ♪)も、お出かけは行ってみると楽しいですものね!
ぜひ久留里線の旅も楽しんでくださいネ♪(^^)